YUIの名曲「CHERRY」を心理学的に分析してみた。LINEで恋は成就する!?
YUIのCHERRYを心理学で考察します。
2007年にリリースされ、
当時CM曲として人気になった曲。
スマートフォンが主流になる以前の、
ガラケー時代の人達なら誰もがサビを口ずさめるような曲だと思います。
モバゲー、着メロ、mixiなど…
このワードに反応した方は間違いなく僕と同世代。今頃腰痛肩こりに悩まされ始めているのではないでしょうか?(僕だけでしょうか…)
そしてこの曲「CHERRY」の主人公は、
好きな子とのメールのやり取りから、
恋愛の駆け引きに心躍らせている少年少女です。
では、歌詞分析をしたいと思います。
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Aメロ:
手のひらで震えた それが小さな勇気になっていたんだ
絵文字は苦手だった だけど君からだったら ワクワクしちゃう
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この時代にlineのスタンプ、なんてありませんから、顔文字です(^。^)
確かに若い頃好きな人からの顔文字有り文章に心躍りましたが、これには根拠があります。
フラットな文章と、顔文字のある文章では感情の含みがある点で違いがあります。
例えば、
今日食べた照り焼きハンバーグが美味しかった。
と
今日食べた照り焼きハンバーグが美味しかった(*^o^*)
ではどっちが美味しそうに食べた印象を受けますか?と言われれば間違いなく後者だと思います。これは感情表現がされてるか否かの違いです。
感情をしっかり表現できる人物は
=他人にOPEN=嘘をつかない正直な人
という印象を持たれるのです。
そもそも人は、自分を裏切らない
一緒にいて安心感を感じる人に信頼を置きます。
つまり、顔文字もスタンプも
恋愛問わず人間関係において効果的だと言われております。
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Aメロ:
返事はすぐにしちゃダメだって 誰かに聞いたことあるけど
かけひきなんて出来ないの
…好きなのよ ah ah ah ah
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これは知ってる方も多いかもしれません。
ツァイガルニク効果といって、
「完結したものよりも、中断していることや未完成のものの方が記憶に残りやすい」という特性が人間には備わっています。
話を完結しないまま、つまり未読、既読スルーのままでいると
「どうして返事してくれないんだろ?」
と相手の興味を誘うことができます。
しかし、多用しすぎるとただの返信が遅い嫌な人になってしまうので注意しましょう。
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2番Bメロ:
ほんの一行でも構わないんだ キミからの言葉が欲しいんだ
ウソでも信じ続けられるの
…好きだから ah ah ah ah
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ツァイガルニク効果に主人公自身がかかっていますね。相手の術中にまんまとハマっています。
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Cメロ:
甘くなる果実がいいの
何気ない会話から育てたい ah ah ah ah
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何気ない会話といっても話題には困りますよね。仲良くなって最初の頃には、平凡でフォーマルなやりとりになると人は興味を失ってしまいます。
特に最初の、連絡先を交換してすぐのメッセージには気を使う必要があります。
そのため、話題が広がりやすい、変わったメッセージを送ると会話が広がります。
バンドの話をするにしても、
①「僕RADWIMPS好きなんだ!」
「そうなんだ!私はバンプが好き!」
②「白塗り化粧するメンバーがいて、ステージでは楽器弾かないで、上裸で爆竹鳴らしてる紅白やらかしバンドが好きなんだよね。」
「それ本当にバンド…?」
どちらが話が広がるかという話です。
この例だとわかりにくいですね。
後は「変なスタンプ」だと話題にしやすく、感情も共に伝わるので最高だと思います。
総括。
YUIが伝えたかったのは
文章を工夫する時間
=相手を想う時間だ!!
ということですね。きっと。(?)
以上!