欅坂46の「黒い羊」を心理分析してみた。同調圧力の苦しみからの脱出。
欅坂46の「黒い羊」という曲がとても好きです。
「サイレントマジョリティー」や「風に吹かれても」の時にも感じた、ガツンとした衝撃が今回もありました。
スマホネイティブで情報過多な現代の学生達は、この曲を聴いてどう感じるのだろう?
それでは歌詞を見ていきます。
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Bメロ:
放課後の教室は苦手だ
その場にいるだけで分かり合えてるようで
話し合いにならないし
白けてしまった僕は無口になる
言いたいこと言い合って解決しよう
なんて楽天的すぎるよ
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欅坂46のメジャー楽曲に多い
同調圧力からの逃避というテーマ。
この曲は
同調圧力に対して我慢と沈黙を強いられた少年が主人公。
この主人公を基にコミュニケーションについて心理学的に考察します。
まず、人間はコミュニケーションを取るときに必ず錯覚を起こします。
例えば「コミュ力が高い」と自己評価をしている人物がいるとすれば、その人は自分が
「嫌われている」
ということに気づいていない可能性が高いです。
気づいていないから不安を感じずに多くの人とコミュニケーションが取れ、周りに多くの人が集まっているようにみえるのです。それが良質であるか否かに関わらず。
逆に自分はコミュニケーションが苦手だと感じる人の多くは、
相手に好印象を持たれているのにも関わらず、自分の立ち回りに後悔と不安を感じ、相手との関わり合いを避けよう
とする傾向があります。
「行為ギャップ」と呼ばれるものです。
自分をいいように見せる、自分の立ち回りが上手いかどうか、という点にばかり集中してしまい、
相手のことを考えられなくなってしまう。
これが発言のしずらさ、
集団会話の難しさ
につながることが多いです。
私にもたくさん思い当たる節があります。
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サビ前:
誰かが溜め息をついた
そう それが本当の声だろう
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この溜息は果たして少年に向けられたものなのでしょうか?
給食で飲み過ぎた牛乳に辟易していただけかもしれないですよね。
いわゆる自意識過剰というやつです。
つまり、
人の目を気にしない
=相手に与える印象を考えない
ということになります。
人の目を気にしないことは幸福になる上で非常に大事な要素になります。
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サビ前:
NO NO NO NO
全部僕のせいだ
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そうじゃない。
君のせいじゃない。
負けないで、とただ
願うばかりです。
いい曲ですね。
以上!